訪問看護のメリット・デメリット|現役15年ナースが正直に解説

訪問看護/在宅医療

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「訪問看護って実際どうなの?いいことばかりじゃないよね?」

転職を考えているとき、きれいごとではなくリアルな話が聞きたいですよね。


私もそうでした。

私は病棟勤務を経て、現在在宅医療・訪問看護の現場で15年働いています。

結論から言います。


訪問看護には本当によかったと思えるメリットがあります


でも同時に、正直しんどいデメリットも存在します

この記事では、両方を包み隠さずお伝えします。


転職して後悔してほしくないから、失敗談も含めて正直に書きました。

※ 本記事は現役看護師の個人的な経験をもとに作成しています。職場環境によって異なる場合があります。


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1. 訪問看護に転職してよかった4つのこと

きなこ
きなこ

先輩、訪問看護に転職して実際よかったと思いますか?本音で教えてください。

あずき
あずき

本音で言うと、来てよかったと思っています。特にこの4つは病棟時代には絶対に得られなかったものです。

① 夜勤がゼロになった

病棟時代、夜勤が明けた朝の「やっと終わった」という感覚を覚えていますか?

訪問看護に来てから、その消耗感が完全になくなりました。


体が楽になっただけでなく、生活リズムが安定して
休日に「ぐったりして何もできない」日がほぼなくなりました

夜勤がなくなることの恩恵は、体験してみないとわかりません。


「こんなに違うのか」と転職してから気づいた、最大の変化のひとつです。

② 定時に帰れる・時間が自分のものになった

病棟では残業が当たり前でした💦
記録が終わらない、急変が重なる、申し送りが長引く…。

訪問看護では、担当の訪問が終われば基本的に帰れます。
「今日も残業か」という毎日のストレスがなくなりました

退勤後に自分のための時間が生まれると
仕事への向き合い方が変わります。


翌日の仕事を「また行きたい」と思える余裕が生まれました

③ 「生活を支える看護」ができるようになった

病棟では「治療する看護」が中心です。


でも訪問看護では、患者さんの生活まるごとに関わります。

医療保険・介護保険・障害福祉サービスなど
制度を理解することで、看護の視野が一気に広がりました

*制度の理解については。いろいろ知ると意外に勉強になるし。視野が広くなるので。また別の機会に記事を書いていこうと思います💓

「この人が自分らしく生活するために何が必要か」
そう考えながらケアできるようになったとき
看護師としての充実感がまったく変わりました。

病棟では見えなかった「その人の日常」が見える
これが訪問看護を続けている一番の理由です。

④ やりがいが病棟時代よりずっと増した

「ありがとう」の重さが違います

病棟でも感謝の言葉はありました。


でも訪問看護では、自分の家で、自分のペースで暮らしている患者さんから
「あなたが来てくれると安心する」と言われる瞬間があります。

その言葉の重みは、病棟時代には経験できなかったものでした。


しんどい日でも、この言葉があるから続けていられます。


2. 正直しんどい…訪問看護のデメリット3つ

きなこ
きなこ

いいことばかり聞いていると不安になります。正直なデメリットも教えてほしいです。

あずき
あずき

もちろん話します。これを知らずに転職すると後悔するので、しっかり伝えます。

① オンコールのストレスは慣れるまで本物

正直に言います。
オンコール当番の夜は、慣れるまで気が抜けません

いつ電話が来るかわからない」という緊張感は
体験したことがない人には伝わりにくいストレス
です。

ただし、これは「慣れる」ものです。


患者さんのことがわかってくれば、どんな電話が来そうかが読めてきます。


最初の数ヶ月が一番きつく、徐々に楽になっていきます。

② 一人での判断プレッシャー

訪問先では自分しかいません。
「これって大丈夫かな」と思っても、すぐ先輩に確認できません

病棟では「ちょっと見てもらえますか」と声をかけられる環境でした。


そのサポートがない中での判断は、最初は大きなプレッシャーです。

管理者に電話できる環境があれば軽減されますが
それでも「最終判断は自分」という責任感は消えません。

この辺りは、訪問看護ステーションの体制によってかなり異なります。

管理者や先輩のフォロー体制がどのようになっているか。相談しやすい環境か?によって心のハードルが変わってきます。

どのステーションを選ぶかでかなりプレッシャーの度合いが変わってくるという事です。

③ 信頼関係が築けるまでのヒリヒリ感

これは正直、あまり語られないデメリットです。

訪問看護では一対一で患者さんのお宅に入ります。


証人がいない環境でのケアは、信頼関係がない初期段階では
「クレームになるかもしれない」という緊張感があります

「何か言われたとき、自分の言葉しか証拠がない」
この現実は、看護師としての言動により慎重にさせます。

特に導入初期、初めてお宅に入る段階での関係構築には
かなりのエネルギーをかけています


慣れてくると自然にできるようになりますが
最初は気を遣う場面が多いことは覚悟しておいてください。


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3. 私の失敗談:「第六感を無視したら夜中に電話が鳴った」

きなこ
きなこ

先輩も失敗したことあるんですか?

あずき
あずき

あります。この経験から学んだことが、今の私の看護の根本になっています。

訪問を終えて帰ろうとしたとき、なんとなく違和感を感じたことがありました。

「なんか今日、いつもと少し違う気がする…」

でもその日は次の訪問が詰まっていて、確認する時間が惜しくて
「大丈夫だろう」と自分に言い聞かせて帰りました

その夜、オンコールの電話が鳴りました。

あの違和感は正しかったんです。


「もう一押し確認すればよかった」「あのとき戻ればよかった」
後悔と一緒に、自分への怒りがありました。

病院なら「気になるならすぐ見に行ける」環境があります。


でも訪問看護では、一度帰宅したら簡単には戻れません。


だからこそ、訪問中の最後の確認がとても大切です。

この経験から、私は「不安を残して帰らない」を自分のルールにしました

違和感や第六感は、15年の経験が積み上げてきたアンテナです。
その感覚を大切にすること。
「大丈夫かな」と思ったら、もう一度確認してから帰ること。

これが訪問看護師として大切にしていることのひとつです。


4. それでも訪問看護を続けている理由

きなこ
きなこ

デメリットもあるのに、なぜ15年も続けられているんですか?

あずき
あずき

正直に言うと、デメリットを上回るものがあるからです。

しんどいことはあります。


オンコールが鳴る夜も、一人で迷う訪問も、今でもあります。

それでも続けているのは
「この人の生活を支えているのは自分だ」という実感があるからです。

患者さんが安心して自宅で過ごせている。


ご家族が「いてくれてよかった」と言ってくれる。


そのひとつひとつが、しんどさを超えるやりがいになっています。

今は自分が患者さんの在宅療養の手助けをしているけれど。

将来私が病気になった時、きっと病院でずっといることは選ばない気がします。

自宅で普通の生活をしながら過ごすことを選ぶのではないかと思います。

その時まで、いろいろなケースの患者さんからたくさんの体験をさせてもらって。

近い将来。自分が病気になったり年を取ってきたとき。

どの様な選択ができるのか。

現在学ばしてもらっていると思っています。

訪問看護のデメリットは、職場選びと経験で確実に軽減できます。


でもメリットは、ここにしかない種類のものです。


「生活を支える看護」は、病棟には戻れないと思わせるくらい、深いものがあります。


まとめ

訪問看護のメリットとデメリットを正直にお伝えしました。

夜勤ゼロ・定時帰宅・深いやりがいは本物です。


オンコール・一人判断・信頼関係構築のストレスも本物です。

どちらが自分に合うかは、職場の環境選びで大きく変わります。


「訪問看護が気になっている」という方は、まず転職エージェントへの無料相談から始めてみてください。


情報を集めるだけで、視野がぐっと広がります。


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