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夜勤明けの朝、ベッドに倒れ込みながらスマホで求人を検索する。
「訪問看護、気になる」と思って登録ページを開く。
でも、指が止まる。
結局、アプリを閉じてそのまま眠る。
そんな毎日を繰り返していませんか?
転職したい気持ちはある。
でも踏み出せない。
「失敗したらどうしよう」「向いていなかったらどうしよう」
その怖さで、ずっと動けないまま病棟にいる。
私も同じように堂々巡りしていた事があるので、その気持ちは十分わかります。
私自身も病棟勤務を経て、現在在宅医療・訪問看護の現場で15年働いています。
結論から言います。
訪問看護転職で失敗する人には、共通の原因が3つあります。
逆に言えば、この3つを押さえるだけで失敗の9割は防げます。
そして、最初の一歩は「転職を決断すること」ではありません。
「情報を集めること」だけでいいのです。
※ 本記事は現役看護師の経験をもとに作成しています。
職場環境によって異なる場合があります。
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1. 訪問看護転職で失敗する人の共通点

転職して後悔した人って、何が原因だったんですか?

ほとんどの場合、情報不足です。求人票だけ見て飛び込んでしまう。職場の実態を知らないまま入職して「こんなはずじゃなかった」となるんです。
15年間、後輩ナースの転職経験を聞いたり見てきたりして気づいたことがあります。
転職で失敗した人は、「転職の決断が悪かった」のではありません。
「準備が足りなかった」だけです。
訪問看護ステーションは少人数の職場です。
職場の雰囲気・オンコールの実態・管理者の人柄…
求人票には書いていないことが、長く続けられるかどうかを左右します。
「このまま病棟を続けることのしんどさ」はわかっています。
でも準備なしに飛び込んで「また失敗した」となる方が、もっとしんどい。
だからこそ、この3つを知ってから動いてほしいのです。
2. ポイント① 職場の「雰囲気」を入職前に見極める

求人票を見ても、雰囲気ってわからないですよね…

そうなんです。だからこそ「求人票以外の情報」を取りに行くことが大切です。
訪問看護ステーションの平均スタッフ数は5〜10名です。
病棟と違い、毎日同じメンバーと密な空間で仕事をします。
人間関係が合わないと、逃げ場がありません。
「転職したのに、また人間関係で消耗している」という状況が最悪のパターンです。
実際にそうなってしまった人の話をよく聞きます💦
① 雰囲気を見極める3つの方法
職場見学のとき、スタッフ同士の会話に注目してください。
笑顔があるか、挨拶があるか、それだけで空気感がわかります。
管理者の話し方も重要です。
「スタッフへの敬意があるか」「質問に丁寧に答えるか」を確認しましょう。
管理者の人柄が、そのステーション全体の雰囲気を作っています。
そして、スタッフの平均在籍年数を必ず聞いてください。
長く続けている人が多いステーションは、それだけ居心地がいい証拠です。
「3年以上いる人が半数以上」なら安心の目安です。
② エージェントに内部情報を聞く
一番手っ取り早いのは、訪問看護に詳しい転職エージェントに聞くことです。
「スタッフの雰囲気がいい」「管理者が親切」「オンコールが少なめ」
そういった求人票には書かれないリアルな情報をエージェントは持っています。
見学前に「このステーションの内部情報を教えてください」と頼むだけで
準備の質がまったく変わります。
無料で相談できるので使わない手はありません。
3. ポイント② 給料・条件は「書いていないこと」を確認する

求人票の月給がよくて応募したら、実際はもっと少なかったってことがあるんですか?

よくあります。求人票の金額は「最大値」や「諸手当込み」のケースが多い。入職してから気づいても遅いので、必ず事前に確認してください。
「思っていた給料と違った」は転職失敗の定番です。
求人票に「月給28万円〜」と書いてあっても、それが基本給なのか、
各種手当込みの金額なのかで手取りは大きく変わります。
「処遇改善加算」という制度もあり、ステーションによって手当の差が出ます。
ここを確認しないで入職すると、後から「こんなはずじゃなかった」となります。
① 面接・見学で必ず確認すべき4つのこと
月の平均残業時間(求人票ではなく実態を)、
諸手当の内訳(何が込みで何が別か)、
オンコールの頻度と手当(月何回・緊急時の追加手当はいくらか)、
試用期間中の給与(本採用より低いケースが多い)。
この4つを確認するだけで、入職後の「こんなはずじゃなかった」がほぼなくなります。
② 自分で聞きにくいならエージェントに任せる
「残業はどれくらいですか」と面接で聞くのをためらう方は多いです。
その気持ちはよくわかります。
でも、確認しないまま入職する方がリスクははるかに高い。
転職エージェントは、あなたが聞きにくいことを代わりに事前確認してくれます。
「オンコールの実態」「離職率」「試用期間の条件」など、面接では聞きづらいことも
エージェント経由なら角が立たずに情報が取れます。
これだけでも使う価値があります。
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4. ポイント③ 転職エージェントは2〜3社を同時に使う

複数登録って、担当者に申し訳なくないですか?

まったく問題ありません。エージェントも「複数登録は当たり前」と知っています。1社だけ使うと選択肢が最初から狭まってしまいます。
訪問看護ステーションの求人は、非公開のものが多くあります。
エージェントA社にしかない求人、B社にしかない求人が存在します。
1社だけに登録すると、そこにない求人は最初から選択肢に入りません。
2〜3社を使うことで、アクセスできる求人の幅が大きく広がります。
① 担当者との相性は実際に話してみないとわからない
私自身が転職エージェントに登録したときの話をします。
複数社に登録して、それぞれの担当者と話してみると、本当に対応がバラバラでした。
話のテンポ、質問への答え方、こちらの不安を受け止めてくれるかどうか。
「この人となら、自分の将来の話ができる」と感じた担当者が一人いました。
その人と進めた転職活動は、それまでとはまったく違う安心感がありました。
転職は人生の大きな決断です。
信頼できる担当者を選ぶためにも、複数社に登録して比べてください。
② 比較することで条件交渉の武器になる
「こういう条件の求人があったのを見たのですが。。。」と伝えるだけで
担当者が似た条件を探してくれることがあります。
情報を多く持つことは、条件面でも有利に働きます。
1社だけだとこの比較ができません。
5. 最初の一歩は「転職を決断すること」じゃない

3つのポイント、わかりました。でもまだ転職するかどうか決められていないんですが…

決めなくていいです。私も最初は「情報収集だけ」のつもりで相談しました。それで十分です。
「まだ転職するか決めていない」という段階でエージェントに相談しても、まったく問題ありません。
登録して話を聞くだけ。気に入らなければ断れます。
費用は一切かかりません。
「今の病棟のままでいいのか」「訪問看護に自分は向いているのか」
そのモヤモヤに答えを出すために、まず情報を集めることから始めてください。
私の周りで訪問看護に転職した後輩ナースが、口をそろえて言うことがあります。
「もっと早く動けばよかった」という言葉です。
転職して後悔した人より、動かなかったことを後悔した人の方が、ずっと多いのです。
夜勤明けにスマホを閉じていたあの指を、今度は動かしてみてください。
登録するだけ。それだけで、景色が変わり始めます。
まとめ
訪問看護への転職で失敗しないための3つのポイントをまとめます。
ポイント①は職場の雰囲気を見学とエージェント情報で事前に見極めること、
ポイント②は給料・条件は求人票だけでなく書いていないことを必ず確認すること、
ポイント③は転職エージェントを2〜3社同時に使って情報と選択肢を広げることです。
転職は怖いものです。でも、準備をすれば怖くなくなります。
まず情報を集めることから始めてください。
それだけで十分です。
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