転職を考えている看護師の皆さん、こんにちは。
在宅医療の現場に飛び込んで15年になる看護師のあずきです。
夜勤の負担を減らしたい、人とゆっくり関わる看護がしたい──そんな想いを持つ方へ、
在宅医療での働き方や転職のヒントを、私の経験を交えてお伝えしていきます。
今日のテーマ
今日のテーマは、「在宅医療(訪問診療・訪問看護)では特別なスキルや資格・知識が必要か?」というお話です。
まず結論から言うと、特別なスキルや資格は必要ありません。
病院で培った経験やスキルを、そのまま活かすことができます。
もちろん、病院ほど医療処置の種類は多くないので、現場では“応用力”が求められる場面もあります。
それでも、看護師として身につけてきた観察力、判断力,コミュニケーション力があれば十分対応できます。
また、在宅医療では「医療費」や「制度」に関する基本的な知識を少しだけ知っておくととても役立ちます。
現場には医療事務さんがいないため、簡単なルールを理解していると、患者さんやご家族との会話がスムーズになり信頼にもつながります。
今回は、そんな在宅医療のスキル移行について詳しくお話ししていきます。
1.看護スキルはそのまま活かせる
在宅医療では、病棟での基本的なスキル(バイタル測定、創部の観察、服薬管理、清潔ケアなど) がそのまま活かせます。
患者さんの状態を見て小さな変化を感じ取る力──いわゆる「看護師の勘」は、どの現場でも強みになります。
病院のように医師がすぐそばにいる状況ではありませんが、
その分、看護師の判断が患者さんの安心や安全につながります。
重要なのは「完璧な処置の技術」よりも,「状況を判断し、臨機応変に対応できる力」です。
2.特別な資格は不要
在宅医療で働くうえで、特別な資格は必要ありません。
通常の看護師免許があれば十分。
もし訪問看護で専門的ケアを深めたい場合は、
働き始めてから“認定資格”を目指す人もいますが、必須ではありません。
多くの訪問系ステーションでは、最初は必ず同行訪問からスタートします。
1人立ちする前に現場を見て学べるので,「いきなり一人で行くのでは?」という不安も不要です。
3.医療制度の基本を知っておくと便利
在宅医療では、医療保険・介護保険・障害制度などが関わるため、少しだけ制度の仕組みを知っておくと便利です。
たとえば、
- このサービスは医療保険?介護保険?
- 福祉用具はどうやって借りられる?
- 医療区分によって自己負担がどう変わる?
このような基礎を理解しておくだけで、患者さんへの説明やサービス調整がスムーズになります。
とはいえ、複雑なことは無理せず、確認・相談しながらで大丈夫です。
最低限の知識を押さえておくことが、スムーズな連携と信頼関係づくりにつながります。
4.病院とは違うけれど“つながっている”仕事
在宅医療は、病院の延長線上にある看護です。
急変時には病院と連携し、退院後には引き継いで療養を支える──
あなたが病棟で経験してきたスキルが、在宅での「その人らしい暮らし」を守る力になっていきます。
最近では在宅医療と病院のつながりも密になり、
退院前カンファレンスや情報共有の場で関わることも増えています。
病院経験のある看護師さんは、その橋渡し役としてもとても頼りにされる存在です。
まとめ
在宅医療で働くために、特別なスキルや資格は必要ありません。
病院での経験がそのまま大きな財産になります。
ただし、在宅では医療保険や介護保険などの制度が絡むため、
基本的な仕組みをざっくり理解しておくと業務がぐっとやりやすくなります。
これからは、医療現場だけでなく地域全体で患者さんを支える時代。
病院で磨いた看護スキルを、ぜひ在宅医療のフィールドでも活かしてみてくださいね。
Today is the youngest you’ll ever be. I hope you have a wonderful day.

