転職を考えている看護師の皆さん、こんにちは。
在宅医療の現場で働いて15年になる、看護師のあずきです。
「夜勤がキツいなぁ」「もう少しゆっくり患者さんと関わりたいな」
そんな気持ち、ありませんか?
私も以前、総合病院で働いていたころは同じように感じていました。
忙しさに追われて、患者さんときちんとお話しできない日々。
そんなとき出会ったのが、“在宅医療”の世界でした。
このブログでは、そんな看護師さんに向けて、
在宅医療のリアルや働き方のヒントを、私の経験をまじえながらお話ししています。
今日のテーマ
今日のテーマは、「在宅医療の最大のやりがい:人との深いつながり」です。
ある日、病院で一緒に働いていた後輩から、こんな相談をされました。
「あずきさん、最近夜勤がしんどくて…。
在宅医療に興味はあるんですけど、やりがいってどんなところにあるんですか?」
そんな彼女に、私が一番伝えたかったのは、
「在宅医療は、人とのつながりがとても深い仕事だよ」
ということでした。
ここからは、その理由を少し具体的にお話ししていきます。
患者さんの“日常”に寄り添えるやりがい
「病棟と何が一番違うんですか?」
と聞かれたら、私はこう答えています。
「患者さんの生活優先」だよ、と。医療や看護優先ではないという事。
病棟では、どうしても“治療の場”が中心になりますよね。
在宅では、
- ご飯は食べられているかな
- 薬は自分で飲めているかな
- トイレやお風呂はどうしているかな
そんな、生活そのものを一緒に見ていきます。
生活が楽にできているかな。という事が大切!
病室では見えなかった、その人の好きなもの、部屋の雰囲気、家族との会話。
そういった全部が、その人の“背景”として見えてくるので、
「あ、この人の生活を支えてるんだな」
という実感が、とても強くなるんです。
ご家族との距離が近く、信頼関係が育つ
在宅医療では、患者さん本人だけでなく、ご家族との関わりもとても大きなポイントです。
最初は緊張していたご家族も、訪問を重ねるうちにだんだん表情が柔らかくなってきます。
「この前教えてもらったやり方で介護してみたら、すごくスムーズでした」
「看護師さんが来てくれる日は、気持ちが楽なんです」
そんな言葉をかけてもらえると、
「ああ、この家の支えになれているんだな」と感じられて、本当にうれしくなります。
病棟のようにシフトで入れ替わる関わり方ではなく、
“同じ看護師が継続して関わる”ことが多いので、信頼関係が自然と深くなっていきます。
一人で動いているようで、じつはチームで支える
「在宅医療。特に訪問看護は、一人で判断しなきゃいけないイメージで不安です…」
たしかに現場には自分ひとりで訪問しますが、
実際は、
- 主治医
- ケアマネジャー
- 訪問介護
- リハビリ職
- 薬剤師
など、多職種と連携しながら動くチーム医療です。
状態が心配なときは、
「先生、こういう変化があったので、診察お願いします」
「ケアマネさん、このサービスを追加したほうがよさそうです」
といった形で、みんなで支える体制を整えていきます。
“病院での看護”とは違うけど、
“生きる時間に寄り添う看護”ができるのが、訪問のすごく大きな魅力なんです。
チャットや電話でもすぐ相談できる環境が整ってるし、
一人で抱えこむことはありません。
「その人らしい最期」に関わる尊さ
在宅医療では、ターミナル期のケアに関わることも少なくありません。
「最期まで家で過ごしたい」
そんな願いを持つ患者さんと、そのご家族に寄り添う時間があります。
病棟のようにモニターに囲まれた最期ではなく、
- 家族の笑い声のあるリビング
- いつも座っていたお気に入りのソファ
- 窓から見えるいつもの景色
そういった“日常”の中で過ごす終末期。
看取りのあとに、
「家で見送れて本当によかったです」
と、ご家族に言われたとき、胸がいっぱいになります。
“その人らしい最期”に関わる経験は、看護師としての自分の軸を深めてくれる大きなきっかけになります。
働き方としての“ちょうどよさ”も魅力
やりがいだけでなく、働き方も現実的に大事なポイントです。
在宅医療である訪問診療・訪問看護は、
- 1日の訪問件数がだいたい決まっている
- スケジュールの見通しが立ちやすい
- 基本は日勤で、夜勤はなし(オンコール制のところもあり)
というところが多く、
「夜勤はしんどいけど、看護師としてはまだまだ働きたい」
という気持ちにもフィットしやすい働き方です。
「仕事も続けたいけど、家のことも自分の時間も大事にしたい」
そんな“欲張りな希望”を、バランス良く叶えやすいのも、在宅医療の魅力のひとつです。
まとめ:在宅医療は“人とのつながり”が好きな人にぴったり
在宅医療(訪問診療・訪問看護)の最大のやりがいは、
患者さんやご家族との深いつながりの中で、“その人の生活”を支えられること。
- 一人ひとりとじっくり関わりたい
- 夜勤のない働き方を考え始めている
- 自分の看護を、もっと大事にしたい
そんな思いが少しでもあるなら、
在宅医療は、次の一歩としてとても良い選択肢になるはずです。
「在宅医療ってどんな世界なんだろう?」と気になったら、
まずは情報を集めたり、見学や説明会に参加してみるのもおすすめです。
このブログでも、引き続き訪問診療や訪問看護のリアルな話を書いていきますので、
またぜひのぞきに来てくださいね。
Today is the youngest you’ll ever be. I hope you have a wonderful day.

